底辺女子大生の備忘録

ミュージカル『フランケンシュタイン』

 

ミュージカル『フランケンシュタイン』を観たので感想を書きます。

 

1月21日のマチネを観てきました。

 

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柿澤ビクターと加藤アンリです。Wキャスト制覇したかったんですが、日程と予算の都合であきらめました…。

 

フランケンシュタイン』は韓国発ミュージカル、そして今回日本初上陸!ということで、とてもワクワクしていました。

 

 

フランケンシュタイン (新潮文庫)

フランケンシュタイン (新潮文庫)

 

 

こちらの小説が原作ですね。原作を読んだことがなかったので、どこまでオリジナルに沿っているのかもよくわからない状態でした。それはそれで新鮮で面白かったですが、いずれきちんと読みたいです。

 

では以下に感想です。ネタバレあります。

 

 

 

 

 

ひとことで言うと、「孤独・友情・拷問!〜下ネタを添えて〜」といったところでしょうか。

いや、ちょっとひどいですね。自分の語彙力の無さが悔やまれます。ちがうんですよ…もっと言うべきことがあるはずなんです……。

 

公式サイトのストーリー紹介(日生劇場『フランケンシュタイン』)によると、

「19世紀ヨーロッパ。科学者ビクター・フランケンシュタインは戦場でアンリ・デュプレの命を救ったことで、二人は固い友情で結ばれた。"生命創造"に挑むビクターに感銘を受けたアンリは研究を手伝うが、殺人事件に巻き込まれたビクターを救うため、無実の罪で命を落としてしまう。ビクターはアンリを生き返らせようと、アンリの亡き骸に今こそ自らの研究の成果を注ぎ込む。しかし誕生したのは、アンリの記憶を失った"怪物"だった。そして"怪物"は自らのおぞましい姿を恨み、ビクターに復讐を誓うのだった…。」

とのことなのですが、ほんとうに概ねこれがすべてでした。

 

この物語展開がとにかく超特急な印象。回想が多かったのもあると思います。後半がとくにスピード感ありました。スピード殺人!スピード処刑!

 

また、思っていたよりホラー色が強かったです。蘇生シーンとか魔女狩り(?)のくだりとか、普通に怖い。

それで「ああ、これホラーなんだな」って思ってしまったのがいけなかったのかもしれないです。たとえば最後の復讐のくだりも、ホラー映画だったら「じわじわと周囲の人間が死に、怪物の影に脅かされつづけるビクター」というのが恐怖ポイントなのだろうに、どんどんひとが死んでいくので目まぐるしかったです。尺の問題なのでしかたないですけど…。

 

同じような孤独感を持つが故に惹かれあったビクターとアンリ。ふたりの友情はとってもアツかったです。

役者さんたち皆さん魂込めて演じていて、一挙一動見逃せませんでした。わたしはふだん舞台全体を見たいので、席が後方でもあまりオペラグラスを使わないのですが、今回は「ちゃんと用意しておけばよかった〜!」と後悔しました。皆さんほんとうに細やかな感情のこもった表情をしていらっしゃって…、それが素敵でした。目が乾くほどジッと見つめました。

 

ちなみに冒頭の「ひとこと」について弁明すると、孤独と友情はまあわかってもらえると思うんですけど、拷問ですね。あの、後半の怪物に対する拷問?がねちっこかったのが印象的だったんです。まさか焼きごて二度も出てくるとは思わなかった。

ああいう痛いシーンって、大抵、一曲でボカスカやってそれみろー!はい!次のシーン!て感じだと思うんですけど、うわあ、ずっといじめられてるう………と気が滅入ってしまいました。

もうとにかく悲劇的な気分になってしまって、それはきっと演出が成功しているのでしょうけど、つらかったです。ハッピーエンドにならないかなあ……と思いながら観てましたけど…ならないですよね…。

 

あ、下ネタは、なんか比較的多かったなあと感じたので添えました。素直に面白かったところもありますし、うまく使っているなあというところもありました。

 

全体に関してはこれ以上書くとあまりにもまとまらなくなりそうなので、気になった点をいくつか述べて終わりにします。

 

①ビクター頭部に執着しすぎ問題

「えっ回収するの首だけでいいの?」

アンリの蘇生シーンで率直に思いました。それともわたしが気づいてないだけで身体もアンリなんですか?

ビクターはこころ=脳、という考えのひとなんですかね?そうじゃなきゃあれで生き返らせようと思えないですよね。このへんは考えすぎると抜け出せなくなりそうです。あんまり考えないほうが良いのかもしれません。

 

②そもそもアンリは生き返ってない

姉のエレンが亡くなったとき、ビクターが「姉さんも生き返らせる…」みたいなことを言っていた気がするんですが、わたしの聞き違いですか?

「姉さんも」て。そもそもアンリは生き返ってないよ。

ジュリアとの結婚で落ち着いたビクターが、実はまったく懲りていないところに狂気を感じる……そんなところが好きな台詞なんですが、それだとビクターは「アンリの蘇生は成功した」と認識していることになるじゃないですか。辻褄あわないですよね、じゃあおまえいま何に怯えてるんだって話ですもんね。

「今度こそ」とかならわかるんですけど…。正しい台詞わかるかた是非コメントください。お願いします。

 

③「友達」?

怪物が子供に「おはなし」する場面。ビクターのことを「友達」って呼ぶんですよね。

本人の前では「創造主」としか言わないのに。だってビクターと友達なのはアンリであって怪物ではないじゃないですか。これじゃあアンリ=怪物になってしまいますよ。

SNSでいろいろな人の感想を読んでいて知ったのですが、どうやら韓国版と日本版でラストが違う?みたいで。(具体的な情報はまだ調べている途中です…)

韓国版では怪物がアンリとしての記憶を取り戻すような描写があるらしい?んですが……、それを受けてのことなんですかね?その是非は、うーん、悩みますねえ。

わたしとしては怪物とアンリが=で結ばれてしまうと罪深さが軽減されてしまうというか、最後の最後に泣ける話っぽくなってしまうので≠説を推したいです。

こうして各々の考察が捗るのは良いですね。ミュージカルでは珍しいんじゃないでしょうか?

わたしはてっきり「怪物はビクターを恨みつくして、ビクターはそれを受け入れ責任を取り、相討ちのようなかたちで共に命を絶って、おしまい」だと思っていたので、このモヤモヤする終わり方は予想外でした。とても良いと思います。

 

とくに気になったのはこの3つですかね。きりがないので、このへんでやめときます。

はてなブログってはじめて書いたので、変なところがあったらすみません。

 

試験勉強しなきゃなあ。